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気象予報士の基礎知識
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気象予報士とは
以前は、天気予報は気象庁でしか行うことができなかったのですが、1994年の気象業務法の改正によって、民間でも天気予報が出せるようになり、それに伴って、「気象予報士」という国家資格が誕生しました。気象情報は、防災とう視点から非常に重要であり、確実性が求められます。不適切な情報は、社会全体の混乱を招くことになるため、情報の質の向上をめざして、気象予報士制度が導入され、多様化するニーズに応えようというものです。
気象予報士は、気象庁や民間の気象会社などから提供される、観測データ・資料をもとに気象状況を的確に判断し、天気予報業務を行います。気象予報会社では、気象予報士をおくことが義務づけられていますので、資格取得は、就職の際にも非常に有利だということです。
気象予報士制度とは
気象予報士制度は、平成5年5月に気象業務法が改正されるときに新しく導入された制度です。この制度は、防災情報と関係が深い、気象に関する情報が不適切なものでは、社会の混乱を招くことになるという懸念から、生まれました。気象庁から提供される数値予報資料等の高度な予測データを、総合的かつ適切に判断できる技術者を配置する目的で創設されました。それによって、気象予報業務を行う事業者は、気象予想を気象予報士に担当させることが義務づけられています。
現在では、6170名が気象予報士として登録されています。また、平成8年には、気象予報士の親睦団体として、日本気象予報士会が創設されたことにより、予報技術に関する情報交換など、活発な活動が行われています。
気象予報士のニーズ
天気予報とは、私たちの日常生活に、密接な関係をもつ情報だといえますね。たとえば、レジャー、イベント業はもちろん、航空、運輸業、建設業など、天候に左右される産業は意外に多いものです。そのため、さまざまなニーズに応えられるような細やかな情報が求められているのが現状です。
天気予報が自由化されてからは、気象業界では、各社が独自のサービスを展開するようになりました。今後もますます多様化される気象予報の情報サービスは、気象予報士の需要を確実に高めていくと思われます。また、気象予報は、自然災害からの防衛手段として非常に重要であるため、不適切ではいけません。より正確で適切な判断が必要とされており、気象予報士の質の向上が求められています。
気象予報士の仕事内容
気象予報士の仕事は主に、気象庁や民間の気象会社からの観測データや資料などをもとにして、気象状況を正確に分析し、判断して、天気予報業務を行うことです。気象庁は、全国規模で国民全般を対象に天気予報を提供しており、また、個々の地域や個別的なニーズに応えているのが民間の気象会社です。特に民間の気象会社では、地域ごとの細やかな天気予報を提供するのが特徴です。
このような気象会社には、気象予報士の資格を持つ人をおくことが義務づけられていますので、気象業界への就職を希望している人が資格を取得することは、非常に有利だと思われます。気象予報は、農業、漁業、建設業、レジャー関係、マスコミなどさまざまな分野の業界から必要とされています。
気象予報士の活躍の場について
天気予報は、私たちの日常生活に非常に密接な関係があります。イベント業、レジャー関係、航空業、航海関係、運送業、建設業など、天候に左右される産業も数多く、そのニーズもさまざまであり、それぞれの細やかなニーズに対応できる情報が求められています。各会社は、予報をもとに作業計画をたてたり、仕入れを調整したりと、会社の利益にも関わってきます。資格を取得したあとは、気象会社に就職するほか、テレビ局やラジオ局などの天気キャスターとして活躍している人もいます。最近では、アナウンサー志望の人が仕事の範囲を広げるために資格をとる場合も多いようです。気象予報士の9割は、男性ですが、女性も序々にその女性ならではの視点から役立つ情報を提供しているようです。
気象予報士の適性について
気象予報士は、刻々と変化していく気象データを正確かつ的確に分析して、情報を提供するために、気象についての知識はもちろんですが、迅速で冷静な判断力が要求されます。天気予報は、大きな災害などからの防衛手段としても社会的な役割は、非常に高いと思われます。気象予報士を目指す人は、理系の大学を出た人が多いのでは、と思っている人もたくさんいるようですが、実際には、気象とは全く無縁だった人が天気予報や空の変化に興味を持ち、試験を受けて資格を取ってるいる人も少なくありません。つまり、気象データを正確に分析する冷静な判断力も必要ですが、なによりも気象や自然現象の変化などに疑問や興味があることが大前提であり、気象予報士には1番大切なことだと思われます。
気象情報の入手方法について
気象情報を手にいれるには、さまざまな方法があります。まず、気象庁のホームページを見れば、現在の気象状況はもちろん、過去の観測資料などの情報も入手できます。気象庁以外の気象関係のサイトもいろいろありますので、参考にするとよいですね。中には有料で、よりくわしい情報を提供しているサイトもあります。NTTの天気予報の電話サービスは、簡単に天気予報などを入手できるので、利用したことがある人も多いと思います。
また、気象業務支援センターや民間気象会社では、FAXによって、JMH(気象無線模写通報)という天気図が入手できるなど、個性的なサービスを提供しています。津波予報などを伝える緊急情報衛星同報システムは、気象衛星「ひまわり」経由で提供され、受信するには、気象庁への届出が必要となります。
気象庁の観測システムについて

気象庁では、さまざまな気象観測が行われており、気象業務すべての基礎となっています。たとえば、地上気象観測、アメダスを利用した地域気象観測システム、高層気象観測、人口衛生による気象観測、気象レーダーによる観測など、気象観測にはさまざまな方法があります。これらのシステムを利用することで、気温、湿度、気圧、積雪量、降水量、風向、風速などを観測することが可能なのです。そしてそれらの観測データは、一旦気象庁に集められ、数値予報を打ち出すためのデータとして利用されたり、それらをもとに気象の分析を行ったりしています。さらに各地にある気象台や測候所に送られて、気象予報はもちろん、防災のための業務にも利用されています。
日本気象予報士会について
日本気象予報士会とは、もともとあった「気象予報士会」を、2004年5月に「日本気象予報士会」と改名したものです。現在、気象予報士は、全国に約6000名おり、日本気象予報士会の会員は、そのうちの約2300名です。
日本気象予報士会は、会員同士の親睦をはかり、技術力の向上や情報交換を目的に設立されたもので、さまざまな年齢、業種の人で構成されています。各種気候関係のイベントやその企画を通して、気象に関する知識を普及することをめざしています。全国に地方単位の支部が数十箇所あり、地域ごとに独自性のある活動を行っています。また、年に1回、会員を対象にした、気象施設の見学や勉強会などを開催しており、会員の知識習得や技術力の向上の場を提供しています。
気象予報の今後について
以前は、気象予報をする時の基準になっていたのは、移動性温帯低気圧の発達の予報であり、当初は、1〜2日先を予想することしかできませんでした。それが、気象データの精密さや技術の発達によって、1週間、1ヶ月と予報できる期間が延長されてきました。予報期間が延長されてきたことから、今後は、その数値予報をもとにして、さらに長期予報や気候の予報、なども期待できるようになると思われます。
また、この数値予報を使って、観測システムの改良なども研究されており、そのシステムの有効性をはかるということにも役立っています。さらに、中規模現象を予測したり、飛行場などを対象にした短時間の予測や、気象以外の火山灰の拡散についてや、汚染物質の拡散についてなどにも適用されています。